太陽熱(施設向け)

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岩手県遠野市 特別養護老人ホーム様 太陽熱給湯システム

岩手県内初の鉄骨外断熱工法

この施設は、岩手県では初めての鉄骨造外断熱工法での建築物件です。

鉄骨造の建築物件は、外壁側に鉄骨が配置されているので熱橋が生じ、内部結露が発生しています。その為耐久性が悪くなったり、カビが大量に発生して施設の空気環境が悪くなったりするケースが多いのですが、この施設の特徴は、外壁側に鉄骨が配置されない外断熱工法での建築で、鉄骨の外壁側に厚いウレタンを現場施工200mm吹付効果で鉄骨の熱橋を防ぐ対応をしています。外断熱効果は断熱性能が高いので少しの熱量で施設内を温めることが出来る温度差のない暖かい施設が完成しています。

高気密化の為、計算された24時間計画換気が細かく配列され、老人施設と思えないくらいのきれいな空気が心地よさを感じさせます。

寒冷地の建築物件に研究熱心な理事長

このような環境を重視した施設故、現状の設備での給湯・暖房システムに矛盾を感じながらの施設運営をしていました。

理事長は、昔から寒冷地の断熱方法・高断熱高気密・24時間計画換気システム等に関し高い知識と勉強を重ねておりました。

寒冷地で太陽熱集熱に対しての不安

理事長は当初 再生可能エネルギーの太陽熱に関して興味・関心を示されていましたが、岩手県でも一番寒い遠野エリアで冬場の-20℃で日射量の低さが熱を集熱してこないのでなないかと考えておりました。

ヒートパイプ方式でダブル真空管の集熱器

今まで国内で採用された集熱器では、冬場の寒冷地では、太陽が照っても集熱は厳しかったのは確かです。弊社が進めた集熱器は、ドイツ製OVEN TROP社製のダブル真空管・ヒートパイプ方式で、日本の稚内より北のドイツで、冬場でも集熱する実績を示したところ、理解いただき検討し補助金申請を行い採択後着工しました。当初まだ寒冷地での効果に不安があり 集熱器20枚設置でのスタートでしたが、寒冷地でも太陽熱給湯システムの効果を実感いただき、2年後増設の集熱器30枚の設置依頼をいただきました。

既存の給湯設備に太陽熱とエコキュートを組み合わせ、重油使用量を約40%削減しています。

屋根形状が特殊なため屋上設置が出来ず屋外設置となりましたが、遠野市は岩手県の中でも積雪が多い地域なので基礎部分を底上げして設置し積雪に対応しています。

施工内容

太陽熱パネルメーカー:oventrop(ドイツ)製

パネル枚数:20枚+30枚増設

集熱管:20本/枚

熱媒体:不凍液

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